【第二新卒もあり!】若手の頃から転職を視野に入れておくことのすすめ

こんにちは。あいです。

入社後ほどなくして「思っていた業務と違う」「なんとなく辛い」と悩む方は多いと思います。

そんな時、挫けずに頑張れば解決できる問題ならば良いですが、自分の努力ではどうにもならない問題は絶対に出てきます。

このどうにもならない問題が許容できなくなったとき、代表的な解決方法は、根本的に環境を変える転職です。

しかし、入社して日が浅い方だと、周囲の眼や自身のキャリア形成を考慮して転職を断念する方が多いと思います。

この記事では、そんな方たちに向けて若手の頃から転職を視野に入れておくことの意義について解説します。

転職活動自体に意味がある!

転職活動して結局転職しないのも選択肢の一つ

まず大前提として、転職活動したからと言って本当に転職しなければならないわけではありません。

転職活動のゴールは転職することではなく、自分が納得して働ける環境を手に入れることです。

転職活動の末、今の環境で良いと思えたらそれも転職活動成功です。

また、転職活動自体を重く受け止める方もいらっしゃいますが、敷居を上げすぎると身動きが取れなくなってしまい、結局自分が苦しい状況になってしまいます。

当たり前ですが、就活と同じで、もし内定を頂くまで話が進んだとしてもその時点では断ることが可能です。

転職活動で業界のことを学べる

就活を経験したことがある人は皆、程度の違いこそあれ業界研究をしていると思います。

しかし、学生時代の業界研究だときれいごとの情報が入ってきやすく、業界の本当の実態を正しく理解することは難しいです。

実際に社会人として働いてからの業界研究では、学生時代には手に入らなかった情報が先輩社員や付き合いのある他社の社員から入手することができます。

別の企業で働いている学生時代の友人に話を聞いてみるのももちろん有効です。

また、同じ情報でも学生の頃はピンとこなかったことが身に染みて分かることもあります。

分かりやすい例でいうと福利厚生だと思います。

学生時代だと家賃とか交通費の補助程度にしか認識していないのではないかと思いますが、実際に働き始めて家庭を持つことや老後を意識しだしたりすると見えてくるものが変わります。

精神的な逃げ道が用意できる

私が転職活動を始めたきっかけは、まさしく精神的な逃げ道が欲しかったからです。

(結局条件の良い転職先が見つかって転職しますが笑)

絶対今の企業で頑張り続けないといけないと思い込んでしまうと、必要以上に自分を追い詰めてしまうことになります。

実際に転職するかどうかはさておき、「自分はいつでもこの会社を辞めれる」という意識があるだけでだいぶ精神的に余裕をもって働くことができます。

新卒一年目でも転職は可能!

第二新卒枠で転職できる

転職活動するまでは聞いたこともありませんでしたが、目安として新卒三年目以内であれば第二新卒と呼ばれるそうです。

※厳密な定義はないようですが、転職業界ではこう呼ばれています。

新卒一年目で転職した私はもちろん第二新卒と呼ばれるくくりに入ります。

第二新卒で転職する場合、私は以下のメリットがあったと感じています。

①たいした実績がなくて良い

実績がないことは私も転職活動の際に不安でしたが、そもそも採用企業側も入社1、2年の若手に実績なんて期待していません。

ちゃんと働いてくれそうか、やる気はありそうか等のいわゆるポテンシャルを重視しているみたいです。

私も面接の質問で前職の仕事については、何をしていたか聞かれた程度でそれ以上は不可掘りされませんでした。

②好きな分野に転職しやすい

実績の話にも関連しますが、前職の業務内容に関心が薄い分、新しい分野に挑戦しやすいです。

私は元々建材メーカーに勤めていましたが、転職先は前職と縁もゆかりもないプラント設計でした。

第二新卒は採用企業側のメリットも大きい

転職者側にメリットがあることは述べましたが、もちろん企業側にもメリットがあるため採用に繋がります。

転職先で部長にそれとなく話を聞いたところ、主に以下のようなメリットがあることが分かりました。

①教育費が少なくて済む

それなりにちゃんとした企業であれば、新卒社員には入社後まもなくビジネスメールの作成方法、名刺交換のやり方、電話対応の方法等々、いわゆるビジネスマナーを教えます。

第二新卒であれば前職でこれらのビジネスマナーは学んでいるはずなので、入社後即実務について教育していけます。

へたに新卒を採用するより経費が浮いて企業にとってメリットが大きいそうです。

②前の会社に染まり切っていない

これは新卒採用が重宝される理由と同じですが、変に他の会社を知らない分、自社の色に染めやすいというメリットです。

会社ごとの暗黙の了解と言いますか、社風だったり独自のルールはけっこう多いもので、素直に話を受け止めてくれやすい若手はそれだけで会社にとっては貴重な人材だったりします。

「とりあえず3年間」働いてからは非推奨!

巷でよく聞く「辞めるなら3年間は働いてから」という考え方はおすすめできない理由について述べさせてもらいます。

会社のキャリアはその会社で積むのが効率的

日本の企業はどこまでいっても年功序列型といいますか、ある程度までは普通に働いていたら自然に昇給・昇格できるため、勤続年数が長いほど偉くなりやすい構造となっています。

給料もこなした仕事に応じて支払われるのではなく、役職に応じて支払われることが一般的なため、少しでも早く入社していた方が有利なことが多いです。

「ビズリーチ」のようなキャリア採用の転職は別として、基本的に転職すると役職は落ちることになります。

今の会社に一生勤めるつもりはない、という方であればなおさら早く転職し、新しい会社でキャリアを積んだ方が良いです。

会社ごとの独自ルールが多い

前職では当たり前だったことが転職先で当たり前でないということはざらです。

どんなにキャリアを積んでから転職したとしても、新しい会社のやり方に合わせる作業は必須です。

今までのやり方でできないというのは実際に経験してみるとなかなかストレスです。

自分のやり方が効率的かつ転職先がまっとうな会社であれば、自分のやり方を提言することも可能ですが、入社直後でそんな発言権があることは期待しない方が良いと思います。

我慢して働く時間がもったいない

上述の2つの理由から、いつかは辞めるつもりの会社で働き続けることはメリットが薄いです。

人生という限られた時間の中で、いやな会社で3年間も過ごすのは時間の無駄遣いです。

また、本当につらい企業で働いている場合、3年間も我慢して働いていたら精神が参ってしまう危険性もあります。

そうなってしまうと転職活動どころの話ではなくなってしまいます。

具体的な理由もなく3年間働いてからという縛りは無理に設けない方が良いと思います。

若手の頃から転職を視野に入れておくことのまとめ

本記事では、若手の頃から転職を視野に入れておくことについて解説しました。

日本ではいまだに転職に対して良いイメージがない人が多いと思いますが、転職は決して悪いことではありません。

一度しかない人生、いやな会社で我慢し続けるのではなく、広い視野で自分らしくいられる場所を模索してみてください。

それでは。