【施工図】鉄骨図のチェック項目まとめ

2021年10月1日

こんにちは!ぽいずみです。

この記事では、鉄骨施工図のチェック項目について解説します。

※実際に施工図チェックする際は、自社のルールをご確認ください。

鉄骨施工図の構成

鉄骨施工図は主に以下の図面によって構成されています。

・アンカープラン図
 鉄骨柱を設置するためのベースプレート及びアンカーボルトの位置を示した図面。

・梁伏図
 フロアごとの梁や柱の情報を記載した図面。

・軸組図
 通り芯ごとの梁や柱の情報を示した図面。

・継手基準図
 梁継手の詳細を示した図面。

これらの図面について、それぞれのチェックポイントを解説していきます。

アンカープラン図の確認

①通り芯

まずは通り芯の確認を行います。これがずれていると建物全体がおかしなことになってしまいます。

主な確認事項は通り芯記号+通り芯間の寸法が合っているかです。

②ベース詳細図

ベースプレートの大きさやアンカーボルトの位置等が書かれた詳細図を確認します。

構造図で指定されている通りの寸法になっているか確認します。

③柱部材記号

図面に記載されている柱記号が、構造図で指定されている通りになっているか確認します。

柱の大きさによってベースプレートの大きさ等も変わるため、注意して確認する必要があります。

梁伏図の確認事項

①通り芯

まずは通り芯の確認を行います。これがずれていると建物全体がおかしなことになってしまいます。

主な確認事項は通り芯記号+通り芯間の寸法が合っているかです。

②梁部材リスト

梁伏図のどこかに、その図面で使用されている梁の部材記号と部材寸法をまとめた表があります。

その表の内容について、梁の部材記号や部材寸法が構造図に記載の通りとなっているか確認します。

③部材記号

梁伏図では梁及び柱の横に部材記号が記載されています。

この部材記号が構造図の通りとなっているか確認します。

図面はCADで作成されているため、コピペと思われますがたまにあり得ない場所にあり得ない大きさの梁部材記号が書かれていることがあるため要注意です。

④接合位置

ある程度梁のスパンが飛んでいたり、柱との接合部付近では、異なる梁通しを繋ぎ合わせる必要があります。

基本的に構造図と見比べて確認しますが、接合位置は施工(鉄骨工場)側の都合で位置を変えることも多々あります。

軸組図の確認事項

①通り芯

まずは通り芯の確認を行います。これがずれていると建物全体がおかしなことになってしまいます。

主な確認事項は通り芯記号+通り芯間の寸法が合っているかです。

②高さ

構造図に記載の高さとなっているか確認します。

GLからなのかFLからなのか、また、梁下端からなのか梁上端からなのか等、どこを基準とした寸法なのかに注意が必要です。

③部材記号

軸組図では梁及び柱の横に部材記号が記載されています。

この部材記号が構造図の通りとなっているか確認します。

また、梁伏図と整合性が取れているかも確認が必要です。

図面はCADで作成されているため、コピペと思われますがたまにあり得ない場所にあり得ない大きさの部材記号が書かれていることがあるため要注意です。

④接合位置

ある程度梁のスパンが飛んでいたり、柱との接合部付近では、異なる梁通しを繋ぎ合わせる必要があります。

基本的に構造図と見比べて確認しますが、接合位置は施工(鉄骨工場)側の都合で位置を変えることも多々あります。

また、部材記号と同様に、梁伏図との整合性も確認します。

継手基準図の確認事項

①ジョイント記号

梁伏図の梁部材リストにもジョイント記号が記載されているはずですので、継手基準図記載の内容と整合性を確認します。

②梁部材のサイズ

記号が合っていることが確認できたら、次は梁部材のサイズが合っているか確認します。

③スプライスプレートとボルト

構造図通りのスプライスプレート及びボルトが使用されているか確認します。

ボルトの最小縁端距離やピッチは「jass6」規定値があるため、余裕がある場合はこちらでも確認しておくと勉強になります。

確認時の注意事項

意匠図での確認を怠らない

施工図は基本的に構造図で確認できる内容だが、構造図通りになっていても意匠図と食い違っていることがある。

本来であれば施工図作成前に意匠図と構造図は完全に整合していることが理想だが、現実はなかなかそうはいっていないので注意する。

また、意匠図と構造図通りでも納まりがおかしいこともあるため、施工図確認に慣れてきたら実際に施工する目線での確認を意識する。(仕上壁とダイヤフラムは干渉しないか、ベースプレートの形状に問題はないか等。)

思い込みでチェックしない

慣れてくると、感覚的に確認してしまいがちになる。

例えば「この通りはすべてb1の梁だ」と思って適当にチェックしていると実は構造的に一箇所だけb2になっていた、ということもある。

可能であれば、確認した箇所はマーカーでチェックを付けていくと確認漏れ防止になる。

鉄骨施工図チェック項目のまとめ

本記事では、鉄骨施工図のチェック項目について解説しました。

私自身まだ経験が浅いため、もっとこうした方が良いという気づきがあれば都度更新していきます。

それでは。