【施工】一級建築士学科試験「現場管理」の勉強

こんにちは。あいです。

この記事では、一級建築士学科試験の施工科目「現場管理」について解説します。

※本記事は一級建築士試験で通用するレベルかつ私の実務経験を基にまとめていますので、あらかじめご了承ください。

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現場代理人・監理技術者・主任技術者

「現場代理人」は読んで字のごとくで、工事請負業者の経営者の代理として現場を管理する人です。

「主任技術者」は工事請負業者(元請・下請)が建設工事を施工する際に置かなければならない人です。

「監理技術者」は元請が「特定建設業者」の場合かつ下請契約の総額が以下の場合に置かなければならない人です。

  • 建築一式工事:6,000万円以上
  • その他の工事:4,000万円以上

「現場代理人」は「主任技術者」や「監理技術者」と兼務可能ですが、以下の場合は専任の監理・主任技術者を設ける必要があります。

  • 建築一式工事:7,000万円以上
  • その他の工事:3,500万円以上

施工体制台帳

「施工体制台帳」とは、下請も含めたの工事施工を請け負う全ての業者名・各業者の施工範囲・各業者の技術者氏名などを記載した台帳のことです。

以前は一定の金額以下の工事では不要でしたが、現在は法改正によりいずれの工事でも必須となりました。

作業主任者

「作業主任者」は、労働安全衛生法第14条により定められている、労働災害を防止するための管理を必要とする一定の作業について選任が義務付けられている人を指します。

一級建築士試験の問題に出てくる一定の作業の例は以下の通りです。

  • アスベストを取り扱う作業。(石綿作業主任者技能講習を修了した者に限る。)
  • 高さが5m以上のコンクリート造の工作物の解体等または破壊の作業。
  • 高さが5m以上の型枠足場の解体作業。
  • 山留支保工の切ばりまたは腹起しの取り付け、または取り外しの作業。
  • 型枠支保工の組み立てまたは解体の作業。
  • 潜函工法により大気圧を超える気圧下における室内作業。(高圧室内作業主任者免許を受けた者に限る。)

特定元方事業者

まず、「元方事業者」とは1つの場所で行う事業の仕事の一部を請負人に請け負わせている者のことを指します。そして「特定元方事業者」とはその中でも建設業または造船業を行う事業者を指します。

実際の建築工事だとゼネコンが請け負わせている者、そのゼネコンから依頼を受けて現場で作業する職人等の業者が請負人となります。

統括安全衛生責任者・元方安全衛生管理者・安全衛生責任者

元請と下請を合わせて50人以上の労働者を従事させる場合、「特定元方事業者」は「統括安全衛生責任者」と「元方安全衛生管理者」を選任する必要があります。そして、その下請業者は「安全衛生責任者」を選任する必要があります。

それぞれの役割は以下の通りです。

  • 統括安全衛生責任者:元方安全衛生管理者の指揮を行う。
  • 元方安全衛生管理者:統括安全衛生責任者の技術的事項を管理、補佐する。
  • 安全衛生責任者:統括安全衛生責任者と作業員との連絡調整等を行う。

ISO

「ISO(International Organization for Standardization)」とはスイスに本部がある民間の機関のことです。ISOの後に番号が続きます。

ISO基準に則って工事を進めることで、一定の品質を保つことが期待されます。一級建築士試験の問題に出てくるISOの例は以下の通りです。

  • ISO9001:組織は、品質マネジメントシステムを確立し、文書化し、実施し、維持することとされたもの
  • ISO9004:供給者が品質管理を行うときに何をしなければならないかを述べたもの。
  • ISO14001:環境マネジメントシステムの要求事項を述べたもの。

現場管理のまとめ

本記事では、一級建築士学科試験の施工科目「現場管理」について解説しました。

「現場管理」は学生等の実務経験がない方は理解しづらい項目の一つだと思いますが、実際の工事はゼネコンが元請として工事をまとめ、下請の作業員が工事を進めていくという関係を理解してから勉強すると分かりやすいと思います。

それでは。

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