こんにちは。あいです。
この記事では一級建築士設計製図試験の時間配分について考察します。
まず何の作業が必要かを考える!
設計製図試験は大きく分けて以下の4つの作業が必要になります。
①課題文読み取り
所要時間目安:20分前後
どんな敷地に、どんなコンセプトの建物を建てるのかを確認します。
課題文読み取りのコツは以下の記事をご参照ください。
⇒【合否が決まる!?】一級建築士製図試験、課題文の読み方を教えます!
②エスキス
所要時間目安:2時間前後
課題文の条件を満たす建物を計画します。この段階では単線で図面の下書きをします。
③記述
所要時間目安:60分前後
部屋の配置や建物の構造、設備等について考慮した事項を書きます。
基本的に記述の内容はある程度パターン化して覚えておきます。ノンストップで書き続けても50分まで縮めるのが限界だと思います。
④作図
所要時間目安:3時間前後
エスキスで書いた単線の下書きを清書します。
人によって所要時間にもっとも差が付く作業です。
⑤見直し
所要時間目安:20分前後
上述の作業に加えて、見直しの時間を確保した時間配分を考える必要があります。
設計製図試験では、減点で済むミスと一発不合格になるミスが存在します。
見直しの時間では、最低限一発不合格のミスをなくすことを意識する必要があります。
見直しはエスキス完了時と作図完了時の2回実施することがベストです。
具体的に時間配分を考える!
設計製図試験は6時間30分(390分)の試験です。この時間内で上記作業の時間配分を考える必要があります。
理想的な時間配分
理想的な時間配分は以下の通りです。
①課題文読み取り:20分
②エスキス:110分
③見直し(エスキス):10分
④記述:60分
⑤作図:180分
⑥見直し(作図、全体):10分
合計:390分
理想的とは書いていますが、いわゆる一般的に目安とされる時間配分となっています。
この時間配分をベースに、自分に合った時間配分を把握することが必要となってきます。
あいの時間配分
参考までに私の時間配分を紹介します。
①課題文読み取り:15分
②エスキス:100分
③見直し(エスキス):10分
④記述:55分
⑤作図:200分
⑥見直し(作図、全体):10分
合計:390分
私は試験本番まで作図時間がどうしても早くならなかったため、作図の時間を確保するために他の作業を少しずつ切り詰めるという時間配分でした。
一級建築士設計製図試験の時間配分まとめ
本記事では、一級建築士設計製図試験の時間配分について考察しました。
正直な話、時間配分はエスキスがどれだけスムーズにできたかどうかで結構ブレます。
各作業で最低限どの程度時間を要するかを考えて時間配分は決定し、時間切れでランクIVの不合格にはならないように気をつけましょう。
それでは。