こんにちは。あいです。
この記事では、「税金」について私が調べたことをまとめます。
税金の役割
格差や景気の調整
まず格差について。累進課税制度により、お金持ちの人ほど多額の税金を支払うことで格差が開き過ぎないようにする。累進課税が採用されている税金は所得税、相続税、贈与税。
次に景気について。景気が良いときには税金を多く徴収してインフレ(物価が継続的に上昇する状態。過剰に進むとお金はあるのに物がないため買えない状態になる。)を抑制し、景気が悪いときには税金を抑えてデフレ(物価が継続的に下落する状態。)を抑制する。上述の累進課税制度のように、不況期には景気を刺激し、好況期には景気を抑制する作用を自動的に果たすような制度をビルトインスタビライザーとも言う。
尚、インフレには2種類あり、物価と給料の両方が上がっていくデマンドプル型インフレと、物価だけが上がって給料は上がらないコストプッシュ型インフレ(別名:スタグフレーション)に分けられる。デマンドプル型は経済が潤っている、いわゆる良いインフレで、コストプッシュ型は国民の購買力が落ちる悪いインフレ。
円の価値の担保
税金は円で納める必要があるため、円を保有する必要性が生まれ、決済手段として円が流通することで他の貨幣が日本に入らないように抑制する役割。
また、インフレ抑制としての役割の話に繋がるが、インフレが過剰に進んでハイパーインフレーションと呼ばれるような状態になると外貨に対して円の価値が低い状態となり経済的に困ることになる。そうならないように税金として円を徴収することで世の中に流通する円を減らす必要がある。
尚、ハイパーインフレーションはインフレ率12875%を超えた状態で、例えば国民に毎月10万円給付すると年間144兆円の財源が必要となるが、これだけの国債を発行してもインフレ率は2%にならないとの試算(参議院調査情報室より)が出ている。(インフレ率は2%が理想値。)
政策調整
政府が理想とする国にするために課税で誘導すること。
例えば喫煙者を減らしたい場合、たばこ税を上げてたばこを購入しづらくして抑制する。
税金は財源という考え方について
税金の役割で記載した通り、税金はあくまで調節弁的な役割を担い、財源ではない。
財源は国債。
財源でないのであれば税金がいらない、いわゆる無税国家が良いかと言えばそうではなく、上述の役割が求められるため税金自体は必要。
「税金」について考えるのまとめ
本記事では、「税金」について考えました。
私は経済について素人ですが、日本で生きている実感として明らかに課税システムがおかしいと感じているため勉強してみました。
何か参考になることが幸いです。
それでは。